Macな日々 その1

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パソコン初購入から25年経過し、その間のパソコンとの関わりをブログに書きたい気持ちは以前から持っていましたが、やっと最近その気になりましたので、「Macな日々」のタイトルで何回かに分けてアップいたします。

最近ブログはiPadで当たり前のように書いていますが、思えば初めて触れたパソコンと比べると天文学的と言えるほど高性能にそして便利で安価になっています。

最初のパソコンは電源を入れても、黒いブラウン管の左側に無表情に A〉 と出るだけでした。もっともそれすら一般的なハードディスクのないパソコンは、フロッピーディスクMS-DOSを入れなければ出てきません。

最初のパソコン購入は多分1989年だったと思います。

その頃はまだ

「パソコンて何?」

「パソコンとはパーソナルコンピューターの略」

「何ができるの?」

ワープロとかカルク(表計算)」

と言った時代でした。

当時、30代後半で仕事の面では課長職でしたが一つの部を任され、しかも社内でも先端の部署のため内心焦りも感じていました。時代に取り残されることを最も恐れていた時でもありました。そのような時、行きつけの喫茶店のマスターが、店の片隅でパソコンをいじっておりよくパソコンの話を聞かされ洗脳されていました。そしていつの間にかパソコンにチャレンジする決心をしてしまっていました。パソコンをツールとして何かをすることが目的ではなく、パソコンにチャレンジし、それを理解し扱いこなすことが目的だった気がします。

そしてどのパソコンにするか迷った挙句購入したのがNECの98シリーズのRS-21(写真)とディスプレイ、外付けハードディスク、プリンターでした。購入金額はとても恐ろしくて言えませんが、当時の軽自動車一台分に相当する金額でした。今思えばよくもそのような高価な物をと思いますが、当時は発展途上人で余り怖さも感じていなかったのでしょうか。

RS-21という機種は当時16bitから32bitへの移行時期で、32bitの走り的な機種でした。選考の際一部熱狂的なファンのいたマッキントッシュもひとつの選択肢ではありましたが、98シリーズより更に値段は高く100万前後していたため諦めました。

購入して後、パソコンとの苦闘の日々が始まりました。

当時はまだWindowsではなくOSがMS-DOSの時代で、冒頭に書いたように電源を入れても暗号のような文字(DOSプロンプト)しか出てこず、教本を片手にDOSのコマンドを勉強することから始まりました。本格的なソフトといえば喫茶店のマスターからもらったワープロソフトの一太郎Ver3.0ぐらいでした。

それにもう一点、FD(ファイル&ディレクトリの略?)というフリーソフトがありこれは重宝していました。MS-DOSの場合ディレクトリの階層管理が必要で面倒な操作でしたが、このソフトはそれをビジュアル的に管理できマウスも使えたので大助かりでした。