箱 女

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週末土曜日、久々の観劇で過ごしました。

丁度1年前にもこのブログで書いたのですが、我が家の次女が舞台衣装の製作に携わっており、といっても次女の友人が主宰する小さな劇団ですが、その舞台衣装をほぼ一人で作ったためその成果を見てきました。

次女がその製作途中体調を崩し、療養生活を強いられたこともあって心配していたのですが、何とか仕上げることが出来ホッとした気持ちで見させてもらいました。

タイトルの「箱女」って何? でしたが、実は駅の売店(ボックス)で毎日新聞や雑誌・タバコなどを売る女性が主人公で、彼女が見る個々の客の生き様や、自分自身の箱からの脱出等を思い描いたもので、演出は意欲的で少々挑戦的な側面もありました。如何にも若い人ならではの視点で構成されている印象でした。

私などはもう小さな箱の中で居心地良くなってしまい、箱から出ることを忘れてしまって、いや外を見ることすら忘れていますが、そんな生き方には「喝!」でした。

忘れかけていたものを少し蘇らせてくれた作品でした。