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「年間100冊読破目標!」 の中間報告

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「年間100冊読破」の目標で半年経過したが、6月30日現在で読み終えた冊数は丁度60冊で、10冊/月のペースで推移している。このペースのままだと年間120冊になってしまうが、秋になると例年アメフトのせいかペースダウンするし、11月後半2〜3週間出かける予定もあってそれは無理かと思っている。しかし昨年に続き100冊/年越えはクリアできそうだ。

読んでいる作品が歴史小説、時代小説が中心というのは以前書いたが、その作家も吉川英治山岡荘八山本周五郎藤沢周平司馬遼太郎といった文豪や、浅田次郎宮部みゆき宮城谷昌光等の直木賞選考委員を務めているような現在の大御所的な作家で、それを片っ端から読みきってしまう手法をとり続けて来た。

今年になってもう少し若い世代の作家や中堅的な作家を物色したといえば言葉は悪いが探し始めていた。個人的に好きな葉室麟のように一本筋が通って凛とした時代小説を求めて、ネット配信の文芸情報や図書館情報を参考にしながら読み始めた。

今年になって初めて読んだ作家として、冲方丁、和田竜、武内涼、畠中恵、青山文平、あさのあつこ乙川優三郎上橋菜穂子などが挙げられる。それぞれの作家の作品を数冊づつ読んで作風を確認して上で、気に入った作家の全作品を読破する相変わらず少々荒っぽい手法で読書作業?に勤しんでいる。

上記の中で読破できたのは先づ青山文平できっかけは直木賞受賞作品の「つまをめとらば」を読み丁度探していた凛とした作風が気に入り、「半席」を除き読み切ったが作家としてのデビューが最近だけに10冊にも満たなかった。作品的には山本周五郎藤沢周平の本流を受け継ぎながらも、「情」や「仁」だけではなく「知」の側面も主題にしており、小気味良い切れ味の良さも持ち合わせているのが青山作品の特徴かと思っている。

続いて読んだのが、あさのあつこ作品で元々は青少年向け文学で定評のあった人だが、近年時代小説を書き始めた異色の作家だ。当人の対談を何かで読んだが、ご本人は藤沢周平の大ファンで藤沢作品は全て読んだと言われていたが、同じく藤沢作品は全て読んだ自負もあって全作品読み終えた。ただ、あさの作品も時代小説は比較的最近のため20冊に満たない冊数だった。

自称藤沢ファンと言われる作者だけに、藤沢周平独特の暗闇や閉塞感が漂い、決してハッピーエンドに終わらない作品群や、心の闇を持った主人公を深く切り込んだ作品がある反面、青少年文学の延長線上で、若い主人公の未来の光にスポットを当てた作品群もあった。

そして今読み続けているのが乙川優三郎で、最初に時代小説対象を受賞した「霧の橋」で心を奪われとりあえず基本古い作品から順番に読み始めて、現在7冊目だが20年近い作家活動歴があるだけに作品数も30冊前後はありそうで今後が楽しみだ。

作品的にはまだ一部を読んだだけなの断定的には言えないが、強いて言えば山本周五郎の流れを汲んだ作風なのか時代小説の本流(何をもって本流とするか個人差はあるかもしれないが)を歩んでいる気がする。先人の細やかで独特の世界観を醸し出すような風景描写や人情の表現力に及ばない部分はあるかもしれないが、ストーリーには個人的に好きな凛とした作品もあるし、芸術家の世界を描いた作品などもあって幅の広がりも感じられ未読作品の期待も持てそうだ。

最終目標の「1000冊読破!」に対しては、アメフトで言えば丁度第1Q(250冊程度)が読み終わった段階なので、まだまだその過程は何年も続きそうだ。